当初より、プラスチックリサイクルの加工の工程中に排出される高濃度の悪臭対策として大規模な活性炭脱臭装置を設置されておりました。稼働と共に大量の臭気物質発生により活性炭の吸着能力寿命到達が早く同施設周辺からの苦情が発生する状況にありました。
予算上の観点からも活性炭脱臭に依存することが困難で有った為にご依頼を頂きました。
海のそばという立地条件と屋外の条件を満たす必要があり、同時に腐食性ガス対策を考慮する必要もありました。検討の上で機密性の高いケースを採用し、さらに電子機器を内部の高機密性ケースに設置して2重の対策としました。同様に操作スイッチ及び表示ランプも耐環境仕様の完全防水耐腐食部品を採用して信頼性を高めております。
噴霧方式は、弊社標準の超微細粒子を噴霧する2流体式を採用しております。
超微粒子の大きさは、手をかざしても濡れないドライミストで一般的な装置の1流体式(水圧で霧を作る方法)と比べて微細な霧を作り出します。床面に落下してしまう無駄も発生しません。
小型コンピュータによる制御(噴霧と自動稀釈制御)を行いより簡単な操作にしました。また、煩雑な配線がひしめき合うこともなくスッキリとした製品に仕上がっております。
噴霧 | 1系統 2流体式マイクロミスト |
稀釈倍率 | 20倍〜75倍 |
圧送ポンプ | コンピュータ内蔵インバータ制御 最大高低差20m |
稼働 | 平日 朝8時頃〜18時頃迄 |